店長よしなしごと
カリフォルニアワイン LA CREMA ピノノワール
カリフォルニア、ソノマコーストのワイン LA CREMA ピノノワール 2005年と焼き鳥
義両親が私の家へ来ていることもあり、今日は我が家のセラーから美味しいワインを出そうということになりました。 何にしようかと妻から相談され、セラーを見てみると、今日はカリフォルニアの気分なのか目に留まるのはカリフォルニアのワインばかり。夕食のメニューは焼き鳥がメインなので、ソノマコースト LA CREMA 2005年をセレクトしました。
このワインは2008年の1月3日にエノテカ広尾店にて購入とワインメモに記載があります。 どんな経緯で買ったのか記憶をたどってみました。 たしかエノテカの知り合いの方に新年のご挨拶にいき、妻の出産前月で経過も順調との報告も兼ねて行ったときに購入したのでした。
さて、焼き鳥とピノ・ノワールは「黄金の組み合わせ」と呼ばれています。 今日は両親が焼き鳥、魚や貝の刺身、鮪の中落ちなどを用意してくれました。 我が家では少々贅沢なメニューです。 さっそく、料理とワインを楽しむことにしました。
色は、カリフォルニアの赤ワインらしく濃い。 グラスに注いだワインのふちは少し茶色がかり、少し熟成しているような感じを受けます。 華やかなフローラルの香りに樽のニュアンスが加わり、実に心地よいです。
飲んでみると、明らかにブルゴーニュのピノ・ノワールとは違う魅力を感じました。 スパイス感があり、タンニンもしっかりしていて、しなやかさと力強さが同居しています。 果実味もしっかり感じられ、甘すぎる印象や平たさもなく、複雑なミネラルの味が口の中でまるで塩やダシのようになってエキス化していくのを余韻と共に感じることができます。
焼き鳥との組み合わせでは、確かにぴったりです。 ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンなどは、焼き鳥が味の面で負けてしまうように想像しますが、このソノマコーストのラ・クレマはスパイシーさがあり味わいも濃いめなので、焼き鳥をはじめたれをつかった鳥肉料理には良い相性です。
このラ・クレマのピノ・ノワールは、想像以上に個性的で複雑さを持っていました。 他にも美味しいカリフォルニアのピノ・ノワールを発掘したいと思いました。
2010年2月21日
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