「ポルトガルの宝石」と呼ばれるポートワインは、どのように楽しんだらよいのか、保存の仕方や飲み方について、簡単に纏めました。
封を切っても長期保存が可能
ポートワインのアルコール度数は 20 度前後と高いため、どんなポートワインも保存性に優れています。一度封を切っても常温で保存可能なワインです。また、通常のワインのように急激な風味の劣化、変化は起こらないため、開封後もゆっくりと長期間楽しむことができます。
食前酒として、ホワイト・ポート
白のポートワインである、「ホワイト・ポート」は、おつまみなどと一緒に楽しむのに適しており、また、フルーツとの相性が良いと言われています。「ドライ・ホワイト・ポート」は、特に、ナッツ、ドライフルーツとの相性に優れます。
食後酒として、ルビー・ポート、トゥニー・ポート
赤褐色のポートワインとして、カジュアルな「ルビー・ポート」、長期樽熟成を経た「トゥニー・ポート」などがあります。赤のポートワインは、主に食後酒としてチョコレート、アイスクリーム、葉巻などと一緒に愉しむのに適しています。
ポルトニックとして
「ホワイト・ポート」をトニック・ウォーターで割り、ライムを絞り、氷とミントを加えます。とても爽やかな風味となり、本場であるポート市では、とりわけポピュラーな楽しみ方と言えます。
サーヴする温度
どのポートワインも常温にて楽しむことができるので、サーヴする温度はそれほど気にしないで良いです。また、「ホワイト・ポート」「ドライ・ホワイトポート」は、思いっきり冷やして飲むのもお勧めです。「ルビーポート」「トゥニー・ポート」など赤褐色系のポートワインについても、やや冷やし、温度を下げて飲むのを好まれる方もいらっしゃります。