2025年– date –
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ラタフィア (Ratafia) とは
ラタフィアは、主にシャンパーニュで造られる酒精強化ワインです。収穫直後のぶどう果汁に、「マール」と呼ばれるぶどうの搾りかすから造った蒸留酒を添加し、発酵するのを止めて造られる甘口の酒精強化ワインです。未発酵のぶどう果汁に、「マール」を添... -
ジルヴァーナー (Silvaner) について
ジルヴァーナーは、トラミナーとエステルライヒッシュ・ヴァイスというオーストリアの珍しい伝統品種との自然交配によって生まれた極めて独特な品種です。ジルヴァーナーは、アルザスなどフランスでは、一般的に、シルヴァネールと呼ばれ、主にドイツのラ... -
シャンパーニュ地方のピノ・ノワール
シャンパーニュにおけるぶどう畑の 38 ~ 39 % は、ピノ・ノワールで占められています。「黒からの白」という意味を持つブラン・ド・ノワールの原料として、ピノ・ムニエと共に用いられ、シャンパーニュに、華やかさ、香り、味わい深さをもたらします。 主... -
缶ワインについて
最近、缶ワインを少しづつ目にするようになってきました。私たちのお店では、取り扱っていないものの、軽くて持ち運びやすく、250 ml を主流として一人でも飲み残すことが少ないため、気軽に自由なスタイルで飲むことの出来る缶ワインが注目されつつありま... -
シャンパーニュのぶどう品質やブレンドの重要性
シャンパーニュの個性や品質を決める決定的な要素として、先ず、原料となるぶどうの品質、次にワインのブレンドにおける匠の技が挙げられます。 ぶどうの品質 ~トップ・キュヴェにはグラン・クリュのぶどうを用いる~ 例えば、大手シャンパーニュ・ハウ... -
シャンパーニュにおけるキュヴェ (Cuvee) とタイユ (Taille)
キュヴェ (Cuvee) は、円形を示すキューブ (Cube) を語源とし、元々は、発酵槽や醸造槽を意味する言葉と言われています。現在、キュヴェは、複数の意味があり、「発酵槽や醸造槽にあるワイン」「特別に区別されているワイン」「特別な製法や区画のワイン」... -
シャンパーニュの甘口・辛口表示について
シャンパーニュの甘口・辛口は、エチケットに表示されています。シャンパーニュの沈殿物を除去するデゴルジュマンと呼ばれる澱を取り除く作業により、量が減ったシャンパーニュに、さまざまな量と成分のリクール・ド・ドサージュと呼ばれる、シャンパーニ... -
モレ・サン・ドニ (Morey Saint Denis) について
ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーの間にきっちりと挟まれているモレ・サン・ドニは、両者ほど名前を知られているわけではありません。モレ・サン・ドニのワインをジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーを掛け合わせたよ... -
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ (Chambertin Clos de Beze) について
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは、630 年にブルゴーニュ大公がベーズ修道院に土地を寄進し、ベーズ修道院の僧侶たちによって拓かれた区画です。ブルゴーニュのぶどう畑の中でも最も古いぶどう畑のひとつであり、ベーズ修道院の僧侶たちによって古くか... -
シャンベルタン (Chambertin) について
ジュヴレ・シャンベルタンの区画において、シャンベルタンは、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズと双璧を成してジュヴレ・シャンベルタンの頂点に君臨しています。シャンベルタンの起源は、ベーズ教会が所有していたクロ・ド・ベーズの区画から生み出され...