シャトー・ダケリア (Chateau d’AQUERIA)

シャトー・ダケリアは、タヴェルを象徴し、別格とされる名門生産者、類稀なるテロワールへの使命を果たすべく一貫したワイン造りを行ってきた。

シャトー・ダケリア (Chateau d’AQUERIA) は、フランス、コート・デュ・ローヌ (Cotes du Rhone) 地方のタヴェル (Tavel) にて、1595 年に設立された、タヴェルを象徴し、別格とされる名門生産者です。
シャトー・ダケリアは、ロゼ・ワインの銘醸地として知られるタヴェル (Tavel) と優れた赤・白ワインを生み出すリラック (Lirac) にて、「類稀なるテロワールへの使命を果たすべく一貫したワイン造りを行ってきた。」 (輸入元、ラック・コーポレーション) と言われ、数世紀に亘って、周囲の生産者やワイン愛好家から敬意を集め、一貫して傑出した素晴らしいワインを生み出し続けています。

シャトー・ダケリアのあるタヴェルは、砂を多く含む「ピュイ・サブルノー」 (Puy Sableneau) と呼ばれる土壌が広がり、芳香に富み、タンニンの柔らかいワインを造り出す上質なぶどうが生産される土地として、中世の時代から知られていました。
ローマ法王が、ローヌ (Rhone) 地方のアヴィニヨン (Avignon) の地に本拠を置いた 1309 年から 1377 年にかけて、アヴィニヨンのすぐ北に位置するタヴェルの地では、キリスト教の僧侶たちによって、ローヌ川を挟んで対岸のシャトーヌフ・デュ・パプ (Chateauneuf du Pape) などと共に、ワイン造りが盛んになり、銘醸地として知られるようになった銘醸地です。

シャトー・ダケリアは、1595 年に、ルイ・ジョセフ・ダケリア (Louis Joseph d'Aqueria) 伯爵が、タヴェル一帯のぶどう畑をヴィルヌーヴ・レザヴィヨン (Villeneuve-les-Avignon) 大修道院の修道士から買い取ったことから始まりました。
ルイ・ジョセフ・ダケリア伯爵の跡を継いだ、息子のロベール・ダケリア (Robert d’Aqueria) 伯爵は、邸宅を所有するぶどう畑の中央に建て、ロベール・ダケリアの邸宅は、後に 18 世紀には、シャトーとして改装され、周囲に美しいぶどう畑が広がる景観を持つ素晴らしいシャトーとして維持され、現在に至ります。

その後、多くの一族が代わる代わるシャトー・ダケリアを所有し、改築、増築、耕作の拡大を行いながらも、何れの所有者も、ダケリア伯爵が建設した邸宅とぶどう畑に敬意を持って維持し続け、「この類まれなるテロワールへの使命を果たすべく一貫したワイン造りを行ってきた。」 (輸入元、ラック・コーポレーション) と言われ、常にタヴェルを象徴するトップ生産者として、周囲の生産者やワイン愛好家から敬意を集めてきました。

シャトー・ダケリアは、1919 年に、ジャン・オリヴィエ (Jean Olivier) 氏が購入、これまで 3 代に渡ってオリヴィエ (Olivier) 家はシャトー・ダケリアを愛し、所有・運営して情熱を傾けてきました。
後に、ジャン・オリヴィエ氏の娘、ミレイユ・オリヴィエ (Mireille Olivier) 女史とニコル・オリヴィエ (Nicol Olivier) 女史、 ミレイユの夫であるポール・ド・ベズ (Paul de Bez) 氏が経営を引き継ぎ、現在に至るシャトー・ダケリアのスタイルを確立していきます。
その後ポールとミレイユ・オリヴィエ女史の息子のヴァンサン・ド・ベズ (Vincent de Bez) 氏が当主となり、 敷地面積で 98 ha 、その中の68 ha のぶどう畑がシャトーの周りを囲むように展開する広大な地所を管理してきました。

ヴァンサン・ド・ベズ氏は、惜しまれつつも 2022 年に他界します。
ヴァンサン・ド・ベズ氏は、自らの死が近いことを悟ると、親族からの一任を取り付け、信頼できると判断した南仏を代表する名門生産者の E. ギガル (E. Guigal) の当主、フィリップ・ギガル (Philippe Guigal) 氏に連絡、シャトー・ダケリアで働くチームをそのまま雇用する事を条件に買収を持ちかけ、それをE. ギガルも快諾、タヴェルを象徴する名門生産者は、E. ギガルの一員としての歴史を歩むことになりました。

2022 年に事業を引き継いだE. ギガルは、シャトーヌフ・デュ・パプ (Chateauneuf du Pape) にE. ギガルが所有するシャトー・ド・ナリス (Chateau de NALYS) のラルフ・ガルサン (Ralph Garcin) 氏を、運営責任者にします。
ぶどう栽培の責任者は、これまで通り、ブルーノ・ド・ベズ (Bruno de Bez) 氏が担い、2022 年ヴィンテージからビオロジック農法に移行したうえで、広大な畑をパーセルに区切り、区画毎の特徴を生かし、味わいを引き出す作業を新たに始めたものの、E. ギガルは、それ以外の大きな変更はしない方針です。

シャトー・ダケリアについて、E. ギガルは、「シャトー・ダケリアは、此れ迄、非常に高い品質で広く知れ渡っており、販売網も十分に出来上がっています。ぶどう栽培責任者のブルーノ・ド・ベズ氏をはじめチームのメンバーはそのまま残ってくれるので、大きな変更点は、2022 年ヴィンテージからのビオロジック農法への移行だけです。これまで長年シャトー・ダケリアで働き、支えてきたチームと共に、この卓越したラインナップに想いを刻み込み、シャトーの歴史が永遠に続くよう情熱を傾けます。」とアナウンスし、此れ迄の所有者であったオリヴィエ家と同様に、E. ギガルもシャトー・ダケリアに敬意を払い、シャトーの発展と永続を担うことになりました。

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シャトー・ダケリア　コート・デュ・ローヌ　エスプリ　ダケリア　ルージュ　2021年　【フランス赤】

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