ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ (Lacrima di Morro d’Alba)
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、ラクリマ種による華やかな芳香と濃いルビー色の濃密なワイン。
12 世紀に神聖ローマ皇帝フェデリコ・バルバロッサが称賛、誇りと伝統を守る生産者たちが継承。
12 世紀に神聖ローマ皇帝フェデリコ・バルバロッサが称賛、誇りと伝統を守る生産者たちが継承。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ (Lacrima di Morro d’Alba) は、イタリアのマルケ (Marche) 州中部、アンコーナ (Ancona) 県のモッロ・ダルバ (Morro d’Alba) 市を中心に、その近隣の自治体に広がるぶどう畑から生産されるワインです。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、ラクリマ (Lacrima) 種のぶどうを用いて造られる華やかな芳香と紫色を帯びた濃いルビーレッド色が特徴の濃密なワインです。
ラクリマは、果皮が薄く、果実が完熟すると、ぶどうの果汁が地面に落ちる特異性があります。
ラクリマという品種名は、完熟したラクリマの果実から滴る果汁の雫が、涙を意味する「ラクリマ」 (Lacrima) に似ていることに由来します。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、ラクリマ (Lacrima) 種のぶどうを用いて造られる華やかな芳香と紫色を帯びた濃いルビーレッド色が特徴の濃密なワインです。
ラクリマは、果皮が薄く、果実が完熟すると、ぶどうの果汁が地面に落ちる特異性があります。
ラクリマという品種名は、完熟したラクリマの果実から滴る果汁の雫が、涙を意味する「ラクリマ」 (Lacrima) に似ていることに由来します。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバに用いるラクリマ種のぶどうは、マルケ州で古くから栽培されてきた伝統品種であり、古来、高品質なワインを造り続けてきた生産者やぶどう品種の重要性が認められ、1985 年に DOC (Denominazione di Origine Controllata, 統制原産地保証) として認定されました。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、DOC として認定されてから、とりわけ品質の高さが国内外の市場で徐々に認められるようになり、現在は、マルケ州を代表するワインのひとつとして認識されています。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、DOC として認定されてから、とりわけ品質の高さが国内外の市場で徐々に認められるようになり、現在は、マルケ州を代表するワインのひとつとして認識されています。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバの起源は、12 世紀まで遡ります。
1167 年に、神聖ローマ皇帝のフェデリコ・バルバロッサ (Federico Barbarossa) がアンコーナ市を包囲した際、モッロ・ダルバの城砦を拠点とし、近隣の住民から、強制的にワインを提供させたと伝わっています。
皇帝フェデリコ・バルバロッサは、ラクリマから造られたモッロ・ダルバのワインを大いに気に入り、モッロ・ダルバの「最高で最も美味しいもの」として称賛したと言われています。
1167 年に、神聖ローマ皇帝のフェデリコ・バルバロッサ (Federico Barbarossa) がアンコーナ市を包囲した際、モッロ・ダルバの城砦を拠点とし、近隣の住民から、強制的にワインを提供させたと伝わっています。
皇帝フェデリコ・バルバロッサは、ラクリマから造られたモッロ・ダルバのワインを大いに気に入り、モッロ・ダルバの「最高で最も美味しいもの」として称賛したと言われています。
ラクリマを用いたワイン造りは、中世の頃から伝統と誇りを大切にする生産者たちによって継承され、現在、濃厚なルビーレッドの外観と華やかなアロマの中に濃密な果実やアルコール感を特徴とする人気のワインとしてイタリア国内外にて高く評価されています。
ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバは、トマトベースのソースやラグーを使用したパスタ料理、香りのよいスパイスやハーブで味付けした肉料理との相性に優れています。
また、綺麗な白ワインのような酸を備えていることから、一般的な傾向とは逆に、例えば、青魚をベースにしたマリネや魚のスープなどと組み合わせることもできます。
熟成とともに色調はイチゴやチェリーのような色あいへと変化し、スミレのような香りを纏うようになります。
また、綺麗な白ワインのような酸を備えていることから、一般的な傾向とは逆に、例えば、青魚をベースにしたマリネや魚のスープなどと組み合わせることもできます。
熟成とともに色調はイチゴやチェリーのような色あいへと変化し、スミレのような香りを纏うようになります。
マルケの銘醸地
2件中1件〜2件を表示