コルトン (Corton)
コルトン (Corton) は、アロース・コルトン (Aloxe-Corton) 村、ラドワ・セリニィ (Ladoix-Serrigny) 村、ペルナン・ベルジュレス (Pernand-Vergelesses) 村の 3 村に跨るグラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) です。
コルトン・グラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) のぶどう畑は、マッシュルームのような形をした、標高 388 m の世界的に名高い「コルトンの丘」(Bois de Corton ) の南西向き斜面の高地、標高 280 ~ 330 m の斜面に集中しており、ブルゴーニュのグラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) の中で、最も標高の高い位置にあります。
生産量は、赤ワインが圧倒的に多いものの、例外的に白ワインが認められているミュジニー (Musigny) の例を除いて、赤・白ワイン両方のグラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) が認められている唯一の畑です。
コルトンは、総面積が 94 ha (赤 : 86 ha, 白 : 7 ha) に達する面積の大きいグラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) であり、25 の小区画 (リュー・ディ, Lieux-dits) に細部化されている為、生産者は、区画 (リュー・ディ, Lieux-dits) の名称をエチケットに表記することが認められています。
コルトンは、総面積が 94 ha (赤 : 86 ha, 白 : 7 ha) に達する面積の大きいグラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) であり、25 の小区画 (リュー・ディ, Lieux-dits) に細部化されている為、生産者は、区画 (リュー・ディ, Lieux-dits) の名称をエチケットに表記することが認められています。
コルトンの広いぶどう畑において、東から南東向きの広い帯状の地帯は、一貫して傑出した赤ワインを生み出し、南から南西向きの斜面は、一貫して傑出した白ワインが産出されています。
「上質な赤のコルトンには、しなやかでほっそりした濃密さと凝縮感があり、多くの上質のコート・ド・ニュイの赤でさえも、それと比べると、大まかでぼやけていると感じられる時がある。」「しっかりと造られたコルトンは、25 歳になる前に熟成に近づくことはまずあり得ず、その時でさえ、甘くとろけるような感じと言うよりは、筋肉質で濃密なままである。」 (ヒュー・ジョンソン氏) と評価される濃密で長熟型の傑出したワインです。
コルトンにある25 区画の中で、歴史的に一貫して素晴らしいワインを生み続けている優れた区画としては、「ル・コルトン」 (Le Corton)、「クロ・デュ・ロワ」 (Clos du Roi)、「ルナルド」 (Renardes)、「ブレサンド」 (Bressandes)、「レ・ポーラン」 (Les Paulands)、「ラ・ヴィーニュ・オー・サン」 (La Vigne au Saint)、「レ・メ」 (Les Meix)、「レ・ショーム」 (Les Chaumes)、「レ・ランゲット」 (Les Languettes)、「レ・プジェ」 (Les Pougets)、「ル・ロニェ・エ・コルトン」 (Le Rognet et Corton)、「クロ・デ・コルトン・フェヴレ」 (Clos des Corton Faiveley) などが挙げられます。
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