マルトノ・マラール (Martenot Mallard)
マルトノ・マラール (Martenot Mallard) は、ブルゴーニュ (Bourgogne)、「コート・ド・ボーヌ (Cote de Beaune) の奥座敷」と呼ばれるサン・ロマン (Saint Romain) にて、果実味とミネラルが高次元で融合するワインを造る自家栽培醸造家 (ドメーヌ、 Domaine) です。
マルトノ・マラールを経営するマルトノ家は、ぶどう栽培家としての歴史を、日本では室町時代に当たる、1387 年まで遡ることができるという、サン・ロマン村の名門生産者です。
19 世紀半ばには自社ビン詰めを開始し、長らくフランス国内を中心にワインを販売してきました。
2010年、23 代目のダミアン・マルトノ氏がドメーヌを継承してから輸出を開始しました。
19 世紀半ばには自社ビン詰めを開始し、長らくフランス国内を中心にワインを販売してきました。
2010年、23 代目のダミアン・マルトノ氏がドメーヌを継承してから輸出を開始しました。
マルトノ・マラールのあるサン・ロマンの畑は、標高 350 ~ 420 m と高地にあるために平均気温が低いものの、入り組んだ谷が風を遮って、熱を保つ役割を果たし、高地の割に穏やかな気候から、ぶどうの成熟が促進される隠れた優良産地です。
マルトノ・マラールのワインは、サン・ロマンのワインにとって、白眉といえる美しい酸とたっぷりとしたミネラル感を特徴とする上質なワインです。
マルトノ・マラールのワインは、サン・ロマンのワインにとって、白眉といえる美しい酸とたっぷりとしたミネラル感を特徴とする上質なワインです。
マルトノ・マラールのぶどう畑があるサン・ロマンの表土は、粘土質と泥質で構成され、厚さ数十センチしかなく、そのすぐ下に、泥灰岩と石灰岩の混ざった「サン・ロマン石灰岩」の母岩層があります。
粘土質と「サン・ロマン石灰岩」の地層は、ミネラルに富んだシャルドネの生育に最適な土地であり、白ワインの潜在能力が高い産地と言われ、ミネラル豊かな上質なワインが生み出されます。
粘土質と「サン・ロマン石灰岩」の地層は、ミネラルに富んだシャルドネの生育に最適な土地であり、白ワインの潜在能力が高い産地と言われ、ミネラル豊かな上質なワインが生み出されます。
以前のサン・ロマンは、ミネラルや酸がやや突出して感じられる側面がありましたが、近年は造り手による努力もあり、ぶどうの完熟度が高まり、果実味がたっぷりとのるようになりました。
マルトノ・マラールのワインも、ミネラル・酸・果実味のバランスに優れた上質なワインに仕上がっています。
マルトノ・マラールのワインも、ミネラル・酸・果実味のバランスに優れた上質なワインに仕上がっています。
ワイン評論家のジャンシス・ロビンソンは、「サン・トーバン、サン・ロマン、ペルナン・ヴェルジュレスなどの村のワインはムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェ、アロース・コルトンのものよりも『劣る』とかつては考えられていたのだが、気温の高い夏のおかげで現在では少なくともそれらに並ぶようになった。」と言い、サン・ロマンの潜在性を指摘しています。
当主のダミアン・マルトノ氏は、「ブルゴーニュのヴィニュロンやクルティエにサン・ロマンのイメージを訊けば、全員が『岩、石、石灰質、ミネラル』と答えます。この村の畑は標高が高く ( 300 〜 400 m )、重厚な岩石基盤に乗った石だらけの急斜面畑であり、大部分は白亜質を含む石灰質土壌です。まさしくミネラリーなワインを造るためにあるようなテロワールなのです。」と言います。
ダミアン・マルトノのワインは、サン・ロマンの土壌と気候の特徴を熟知し、テロワールに最適なぶどう栽培や醸造法を採用しています。
ぶどう畑には、厳格なリュット・レゾネ農法を導入し、化学肥料や殺虫剤は一切使用せず、ぶどう畑からは、健全なぶどうが収穫されます。 ワインの醸造は、天然酵母のみで発酵させ、果実味とミネラルがとりわけ高い次元で両立した上質なワインを生み出しています。
ぶどう畑には、厳格なリュット・レゾネ農法を導入し、化学肥料や殺虫剤は一切使用せず、ぶどう畑からは、健全なぶどうが収穫されます。 ワインの醸造は、天然酵母のみで発酵させ、果実味とミネラルがとりわけ高い次元で両立した上質なワインを生み出しています。
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