ドメーヌ・ド・ロアリーは、1999年にAOCへ格上げされたヴィレ・クレッセのイメージと評価を一身に背負っているといっても過言ではない、ヴィレ・クレッセのトップドメーヌ!!

ドメーヌ・ド・ロアリーは、AOCヴィレ・クレッセのアペラシオンにあります。
ヴィレ・クレッセは、マコン市の北15キロメートルほどに位置するヴィレの村から数キロメートル南のクレッセまでを結ぶ、南北に連なる丘陵に位置しています。
マコネー丘陵で最も東に位置し、広さは400ヘクタールほど。
他のマコンー地区のワインに較べ、より統一性があり構成のしっかりした濃密な果実味のワインが生まれることから、以前よりこの地域のワインは、高く評価されてきました。
そして、1999年、このヴィレ・クレッセの丘陵に広がるぶどう畑は、AOCヴィレ・クレッセとして単独のアペラシオンに格上げされるかたちで誕生しました。

ドメーヌ・ド・ロアリーは、その酒質の素晴らしさから、ヴィレ・クレッセ最高の造り手と評価され、ヴィレ・クレッセのトップ・ドメーヌとして、AOCヴィレ・クレッセのイメージと評価を一身に背負っているといっていも過言ではない造り手です。

ドメーヌではこのヴィレ・クレッセ、1銘柄のみを生産しています。
植えられているシャルドネは最も古い樹で100年に達し、平均でも60年から70年。
これらの古樹ぶどう樹は化学肥料などには頼らずビオロジーク、このような言葉が使われる以前からこまめな世話により丹精されてきたぶどう樹です。
そのため、ロアリーのぶどう畑では、収穫を終えた11月になっても黄葉はするものの落葉はしないという状態がよく見られるほど、ぶどう樹は力強く健全です。

ぶどうの収穫は、すべて手摘み、ぶどうは完全にクリアな果汁を得るため、プレスした後4日から5日と長めのデブルバージュを経て、タンクで発酵させます。
発酵は自翌年の3月から4月頃まで続き、その間、自然にマロ・ラクティーク発酵が進むこともしばしばです。

樽はかけず、熟成させ出来上がるワインは、辛口の仕上がりではありますが、ある種の甘ささえ感じさせるほどの濃厚な果実味を備えています。
しかし酸、ミネラルと全体の構成がしっかりしているため、抜きん出たヴォリューム感にもかかわらずバランスには素晴らしいものがあり、ドメーヌの力量の確かさが窺えるワインです。